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同じ6代目のワゴンRなのに、年式によって装備がぜんぜん違う。中古を見比べていて、そう感じた方も多いはずです。
結論から言うと、6代目ワゴンRは2020年1月、2022年8月、2025年12月の3回が大きな変わり目です。特に2025年12月は、見た目もグレードも入れ替わるほどの変更でした。
この記事では、年ごとに何が変わったかを表で並べ、新車・中古それぞれでどの時期を狙えばいいかを見ていきます。
ワゴンRのマイナーチェンジは何回あった?先に結論
まず全体をざっと見ておきますね。出典はすべてスズキ公式のニュースリリースです。
- 2017年2月: 6代目発売
- 2017年8月: 5MT車を追加
- 2020年1月: R06D型エンジンと新CVT、後退時ブレーキサポートを設定
- 2022年8月: デュアルカメラブレーキサポート全車標準、ACC設定、カスタムZ追加
- 2023年10月・11月: 法規対応の一部仕様変更と価格改定
- 2025年12月: デュアルセンサーブレーキサポートII、デザインを1つに集約、グレードはHYBRID ZXとZLの2つ
『マイナーチェンジと一部改良って、何が違うの?』
気になりますよね。実は、はっきりした線引きがあるわけではありません。
一般に、見た目まで変わる大きめの変更を「マイナーチェンジ」、装備や仕様の手直しを「一部改良」「一部仕様変更」と呼ぶことが多いです。スズキの公式リリースでは、2025年12月の変更も「一部仕様変更」という言い方でした。
この記事では、呼び方にこだわらず「何が変わったか」で見ていきますね。
年ごとの変更点を一覧で比べる
6代目の変更を、安全装備・パワートレイン・グレードの3つに分けて並べてみます。
| 時期 | 安全装備 | エンジン・変速機 | グレード・デザイン |
|---|---|---|---|
| 2017年2月 | デュアルセンサーブレーキサポート | 型式MH35S・MH55S | 6代目発売 |
| 2017年8月 | 変更なし | 5MT車を追加 | 変更なし |
| 2020年1月 | 後退時ブレーキサポート・後方誤発進抑制・リヤパーキングセンサー設定 | R06D型エンジンと新CVT、型式MH85S・MH95Sへ | FA/HYBRID FX/HYBRID FZ、スティングレー HYBRID X/HYBRID T |
| 2022年8月 | デュアルカメラブレーキサポート全車標準、ACC・車線逸脱抑制を一部除き標準 | 変更なし | FX/HYBRID FX-S、スティングレー HYBRID T、カスタムZ HYBRID ZX/ZT |
| 2023年10月・11月 | 法規対応 | 変更なし | 価格改定 |
| 2025年12月 | デュアルセンサーブレーキサポートII、車線逸脱抑制を全車標準 | 全車NA(ターボなし) | HYBRID ZX/ZL、デザインを1つに集約 |

表の「変更なし」は、その回に大きな変更が無かった項目です。
こうして見ると、2020年1月は中身(エンジン)、2022年8月は安全装備、2025年12月は見た目とグレード、というように、回ごとに変わった場所が違うのが分かりますよね。
2020年1月の変更で走りの中身が変わった
2019年12月25日に発表され、2020年1月20日に発売された仕様変更は、目立たないけれど大事な回です。
- 新開発のR06D型エンジン(NA)を採用
- 新開発のCVTを採用
- 後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能、リヤパーキングセンサーを設定
- 型式がMH85S(非ハイブリッド)・MH95S(ハイブリッド)に変わった
見た目はほとんど変わらないので、中古車を探す時に見落としやすいんです。
同じ6代目の中古が並んでいて、価格が近いのに片方だけ少し高い。そんな時は、型式を見てみると2020年1月の前か後かの違いだった、ということもあります。
ただ、エンジンと変速機が新しくなった回なので、長く乗るつもりの中古ならここ以降を選ぶと安心感があります。型式がMH85S・MH95Sかどうかで見分けられます。
ちなみに、ターボ車のスティングレー HYBRID Tは、このあともMH55S系のまま続いていました(ターボの型式は要確認)。ターボ車を探す方は、型式だけで判断しないようにしてみてください。
2022年8月は安全装備が一段上がった
2022年8月2日に発表され、8月30日に発売された変更は、安全装備の面で大きな回でした。
| 項目 | 2022年8月の変更内容 |
|---|---|
| 衝突被害軽減ブレーキ | デュアルカメラブレーキサポートを全車標準 |
| ACC(全車速追従) | 一部グレードを除き標準 |
| 車線逸脱抑制機能 | 一部グレードを除き標準 |
| スズキコネクト | 対応 |
| 新しいモデル | ワゴンR カスタムZを新設定 |
高速道路をよく使う方にとっては、ACCが多くのグレードで標準になったことが大きいですよね。前の車に合わせて速度を調整してくれるので、長距離の疲れ方が変わってきます。
また、この回でカスタムZが追加されました。カスタムZのNAグレードの名前が「HYBRID ZX」だったので、現行のワゴンR HYBRID ZXと混同しないようにしましょう。
2025年12月は見た目もグレードも入れ替わった
2025年12月15日の一部仕様変更は、6代目の中でいちばん大きな変更です。
- 衝突被害軽減ブレーキがデュアルセンサーブレーキサポートIIに(交差点の右左折・出合頭に対応)
- 4.2インチカラーマルチインフォメーションディスプレイと車線逸脱抑制機能を全車標準
- HYBRID ZXにステアリングヒーター
- 減衰接着剤の塗布で乗り心地と静かさを向上
- ワゴンR スティングレーとワゴンR カスタムZが新車ラインアップから外れた
- ターボ車が現行ラインアップから無くなった
- ヘッドアップディスプレイの設定が無くなった
外観は、カスタムZのデザインをベースにした1つに集約されました。新色としてベルベットダークレッドパールとルーセントベージュパールメタリックも加わっています。
『じゃあ、今のワゴンRはカスタムZと同じ顔なの?』
ベースはカスタムZですが、フロントのデザインは一新されています。見た目の違いは新しいワゴンRの顔は?で比べています。
現行型の特徴や評価は現行ワゴンR(6代目)の特徴と評価にまとめています。
現行の価格と、改良後に買う意味
2025年12月15日の発売時価格は次のとおりです。2026年9月時点でも公式サイトの基本価格と同じです。
| グレード | 駆動 | 変速機 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| HYBRID ZX | 2WD | CVT | 1,709,400円 |
| HYBRID ZX | 4WD | CVT | 1,829,300円 |
| ZL | 2WD | CVT/5MT | 1,430,000円 |
| ZL | 4WD | CVT/5MT | 1,553,200円 |
有料色を選ぶと27,500円が上乗せになります。
同じ現行型でも、HYBRID ZXとZLでは付いている装備がかなり違います。改良の中身を活かせるかどうかは、どちらを選ぶかで変わるんです。
| 装備 | HYBRID ZX | ZL |
|---|---|---|
| マイルドハイブリッド・アイドリングストップ | あり | なし |
| ACC(全車速追従機能付) | あり | なし |
| サイド・カーテンエアバッグ | あり | なし |
| 誤発進抑制・低速時ブレーキサポート | 全車 | CVT車のみ |
| 5MTの設定 | なし | あり |
| WLTC燃費(2WD) | 25.1km/L | CVT 24.2km/L/5MT 25.1km/L |
出典はスズキ公式の主要装備表と主要諸元表です。
『安いZLでも、最新の安全装備は付くんでしょ?』
デュアルセンサーブレーキサポートIIと車線逸脱抑制機能は全車に付きます。ただ、ACCやサイド・カーテンエアバッグはHYBRID ZXだけなので、そこは分けて考えておきましょう。2つのグレードの違いはHYBRID ZXとZLの違いで詳しく比べています。
改良の直後に新車を買うと、次の変更まで「最新仕様」でいられる期間が長くなります。いまはちょうどその時期にあたるんです。
2026年9月時点で、2025年12月以降の一部改良や価格改定の公式リリースは出ていません。「2026年にマイナーチェンジした」という情報を見かけたら、公式サイトで確かめてみてください。
5代目以前の主な変更も押さえておく
中古で5代目を見ている方のために、5代目の大きな変わり目も1つだけ押さえておきますね。
5代目(2012年9月発売・MH34S)は、2014年8月にS-エネチャージを搭載し、型式がMH44Sに変わりました。同じ5代目でも、MH34SとMH44Sで中身が違います。
5代目の今の立ち位置は5代目ワゴンR(MH34S/MH44S)は今買いかで、歴代の型式の見分け方はワゴンRの歴代モデル一覧で詳しく見ています。
改良の時期をふまえた買い方
最後に、改良の時期をどう買い方に活かすかをまとめておきます。

- 欲しい装備を決める(ACC・サイドエアバッグ・5MTなど)
- その装備が付いた時期を上の表で確かめる
- 中古ならその時期以降の年式に絞る
- 新車なら、今の仕様で欲しい装備がそろうか装備表で見る
- 見積もりを取り、総額で比べる
例えばこんな場面です。
「ACCが付いているワゴンRが欲しいんです」
「現行ならHYBRID ZXに付いています。中古なら2022年8月以降のグレードを見てみてください」
欲しい装備から逆算すると、見るべき年式がぐっと絞れますよね。なお、現行ではACCとサイド・カーテンエアバッグはHYBRID ZXだけの装備です。
ワゴンR買いたいドットコム
ワゴンRの値段、先に相場を見ておく
現行の仕様で欲しい装備がそろうなら、見積もりを取って総額を比べてみてください。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの進め方はワゴンRの値引き相場と限界額で、改良を待つべきかは次期ワゴンRの公式情報と待つべきかで見ています。
- スズキ ワゴンR 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
ワゴンRの最新のマイナーチェンジはいつですか。
2025年12月15日の一部仕様変更が最新です。2026年9月時点で、その後の改良の公式発表はありません。
2025年12月の変更でスティングレーはどうなりましたか。
ワゴンR スティングレーとワゴンR カスタムZは新車ラインアップから外れ、デザインはカスタムZをベースにした1つに集約されました。
中古で狙うなら何年式からがいいですか。
長く乗るならR06D型エンジンになった2020年1月以降、ACCが欲しいなら2022年8月以降が目安です。
現行ワゴンRにヘッドアップディスプレイはありますか。
2025年12月以降の現行仕様には設定がありません。欲しい場合は2025年12月以前の中古車で装備を確かめることになります。
2023年の変更では何が変わりましたか。
2023年10月と11月に、法規対応の一部仕様変更と価格改定がありました。装備の大きな変更ではありません。
まとめ
- 6代目の大きな変わり目は2020年1月、2022年8月、2025年12月の3回
- 2020年1月はR06D型エンジンと新CVTで型式がMH85S・MH95Sに
- 2022年8月は安全装備が強化され、ACCとカスタムZが加わった
- 2025年12月はデザインを1つに集約し、グレードはHYBRID ZXとZLの2つに
- 欲しい装備が付いた時期から逆算すると、狙う年式が絞れる





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