ワゴンRのシートアレンジとチャイルドシートの付け方

後席の片側を倒し、もう片側にチャイルドシートを付けた軽ハイトワゴンの車内

当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。

買い物、送り迎え、たまの大きな荷物。軽自動車1台で全部こなしたいと思うと、シートがどこまで動くのか気になりますよね。

結論から言うと、ワゴンRは後席が左右別々にスライド・リクライニング・可倒でき、前席を倒せばフルフラットにもなります。チャイルドシートも後席に付けられますが、付け方は取扱説明書とチャイルドシート側の適合表で確かめるのが確実です。

ここでは、場面ごとのシートの動かし方と、チャイルドシートを付ける時の注意点を順番に見ていきます。

目次

ワゴンRのシートはどこまで動く?

まず、現行ワゴンR(2025年12月15日の一部仕様変更後)のシートまわりの機能を、スズキ公式の装備表から並べてみます。

機能HYBRID ZXZL
後席 左右独立スライドありあり
後席 左右独立リクライニングありあり
後席 ワンタッチダブルフォールディング(分割可倒)ありあり
フルフラットできるできる
運転席シートリフターありなし
運転席シートヒーターありあり
助手席シートヒーターあり4WD車のみ
前席まわりフロントアームレストボックス付CVT車はフロントベンチシート/5MT車はフロアシフト
助手席シートアンダーボックスありあり

後席の動きは、HYBRID ZXとZLで同じです。違いが出るのは前席まわりで、運転席の高さを変えられるシートリフターはHYBRID ZXだけに付きます。

先に結論
  • 後席は左右別々にスライド・リクライニング・可倒できる
  • 前席を倒して後席とつなげると、フルフラットになる
  • 前席の形はグレードで違う。ZLのCVT車はベンチシート

『スライドやリクライニングって、実際どの場面で使うの?』と思う方も多いはずです。次の章で、よくある場面ごとに見ていきますね。

内装全体の質感やグレード差はワゴンRの内装を解説でまとめています。

場面別のシートアレンジ

シートアレンジは、覚えておくと出番が多いものです。よくある4つの場面で、どう動かすかを並べてみます。

場面後席右後席左前席
大人4人で出かける後ろに下げる後ろに下げる通常
子どもの送り迎えチャイルドシート、少し前通常通常
買い物で荷物が多い前に出す前に出す通常
長い物を1人で運ぶ倒す座る通常
車内で休憩・仮眠背もたれを寝かせる背もたれを寝かせる前席を倒してつなげる
ワゴンRのシートアレンジを場面別に並べた図解

例えば、買い物の時は後席を前に出しておくと、荷室の奥行きが増えます。後ろに人が乗らない日なら、これだけで買い物袋を並べやすくなるんです。

長い物を運ぶ時は、片側だけ倒すのが便利です。倒した側に荷物を置き、もう片側には人が座れます。

「カーテンレール、載る?」
「右だけ倒せば斜めに入るよ」

こういう使い方ができるのは、左右が分かれているおかげですね。

荷室にどれくらい載るかはワゴンRの荷室の広さで詳しく見ています。

後席の倒し方とフルフラットの作り方

ここが大事なところです。ワゴンRの後席は「ワンタッチダブルフォールディング」で、背もたれを倒すと座面が沈み込み、荷室の床と段差の少ない面ができます。

後席を倒して荷室を広げる
  1. 後席のヘッドレストを一番下まで下げる
  2. 座面と足元に物が無いか確かめる
  3. 背もたれのレバー(または荷室側のレバー)を引く
  4. 背もたれを前に倒し、座面が沈み込んだのを確かめる

フルフラットは、前席の背もたれを後ろに倒して、後席の座面とつなげて作ります。車中で横になって休みたい時に使う形です。

フルフラットにする流れ
  1. 前席のヘッドレストを外す
  2. 前席を一番前までスライドさせる
  3. 後席を一番後ろまでスライドさせる
  4. 前席の背もたれを後ろに倒し、後席の座面とつなげる
  5. 後席の背もたれも倒して、段差を確かめる

手順の細かい順番は年式で少し違う場合があります。手元の取扱説明書で確かめてみてください。

フルフラットで気をつけたいこと
  • 座面と背もたれの間に段差やすき間が残る。マットを敷くと体が痛くなりにくい
  • 走行中はフルフラットにしない。人が横になったまま走るのは危険
  • 戻す時は、背もたれがロックされたかを引いて確かめる

『フルフラットで寝られるなら、車中泊もできそう』と思いますよね。できますが、段差の埋め方や窓の目隠しが大事になります。詳しくはワゴンRで車中泊でまとめています。

チャイルドシートは付けられる?ISOFIXの確認

小さな子どもがいると、ここが一番気になるところですよね。

ワゴンRの後席には、チャイルドシートを付けられます。付け方は大きく分けて、ISOFIXという専用の金具で固定する方法と、車のシートベルトで固定する方法の2つです。

固定のしかたどう付けるかよいところ気をつけるところ
ISOFIX座面と背もたれのすき間にある金具に差し込む取り付けミスが起きにくいチャイルドシート側の適合車種を確かめる
シートベルト固定車のシートベルトを通して締める対応するチャイルドシートが多いベルトを緩みなく締める手間がかかる

ISOFIXの金具の位置や、トップテザー(上側の固定ベルト)の掛け方は、取扱説明書に図で載っています。付ける前に一度見ておきましょう。

チャイルドシートを選ぶ前のチェック
  • チャイルドシートの取扱説明書や適合表に「ワゴンR」と年式・型式が載っているか
  • 手元の車の型式(車検証の「型式」欄)。現行はHYBRID ZXが5AA-MH95S、ZLが5BA-MH85S
  • ISOFIXで付ける場合、トップテザーやサポートレッグが必要なタイプか
  • 取り付ける席(右か左か)で、乗せ降ろしがしやすいか

型式は、同じワゴンRでも世代や年式で変わります。適合表を見る時は、車検証の型式と照らし合わせてみてください。

『どっちの席に付けるのがいいの?』という疑問もよく聞きます。

歩道側から乗せ降ろしできる左側が扱いやすい、という人が多いですね。ただ、運転席から様子を見やすいかどうかも大事なので、家族の使い方で決めて大丈夫です。

助手席には付けない

前向き・後ろ向きを問わず、チャイルドシートは後席に付けるのが基本です。助手席はエアバッグが開いた時に子どもに当たる危険があります。

チャイルドシートを付けた時のシートの使い方

チャイルドシートを付けると、後席のスライドの使い方が少し変わります。

後ろ向きのベビーシートは、前席との間にすき間が必要です。後席を後ろに下げて、前席の背もたれに当たらない位置にしておきましょう。

前向きのチャイルドシートなら、後席を少し前に出すと、運転席や助手席から手が届きやすくなります。飲み物を渡したり、おもちゃを拾ったりする時に便利なんです。

「ママ、お茶落とした」
「ちょっと待ってね。信号で止まったら拾うね」

こんな場面、よくありますよね。拾う時は、車を安全な場所に止めてからにしてください。

左右独立スライドの使い方の例

チャイルドシート側だけ前に出し、もう片側は後ろに下げて大人が座る、という使い分けができます。子どもの隣に大人が座って、足元にゆとりを持たせられます。

チャイルドシートを付けたまま後席を倒すことはできません。大きな荷物を積む日は、付けていない側だけ倒して使いましょう。

後部座席の広さや座り心地はワゴンRの後部座席の広さと座り心地で見ています。

シートヒーターとシートカバーの注意点

シートまわりで、もう2つ知っておきたいことがあります。冬のシートヒーターと、シートカバーを付ける時の注意です。

シートヒーターは、運転席は全車に付きます。助手席はHYBRID ZXなら全車、ZLは4WD車だけです。

グレード・駆動運転席シートヒーター助手席シートヒーター
HYBRID ZX 2WD/4WDありあり
ZL 4WDありあり
ZL 2WDありなし

『助手席に家族を乗せることが多いけど、ZLの2WDでいいかな』と迷う方もいるはずです。冬の朝に寒い地域なら、ここは見落とさずに比べておきたいところですね。

ワゴンRのシートヒーターのグレード別の違いを示した図解

もうひとつがシートカバーです。子どもの食べこぼしや汚れ対策で付けたくなりますよね。

サイドエアバッグ付きの席にはシートカバーに注意

HYBRID ZXは前席にSRSサイドエアバッグが入っています。対応していないシートカバーをかぶせると、エアバッグの開き方をさまたげるおそれがあります。サイドエアバッグ対応と書かれた製品を選び、取り付け前に取扱説明書を確かめておきましょう。

後席用の防水シートや、チャイルドシートの下に敷く保護マットなら、エアバッグの心配はありません。汚れやすい後席だけでも守っておくと、売る時の印象も変わります。

運転席の合わせ方もシートアレンジの一部

シートアレンジというと後席に目が行きがちですが、運転席の合わせ方も大事です。

HYBRID ZXには、運転席シートリフターとチルトステアリングが付きます。座面の高さとハンドルの角度を体に合わせられるので、小柄な方や家族で運転を交代する家庭には助かる装備なんです。

ZLにはどちらも付きません。気になる方は、試乗の時に運転姿勢がしっくりくるか確かめてみてください。

運転姿勢が決まったら、メーターの見え方も確かめておきましょう。表示の見方はワゴンRのメーター表示の見方で紹介しています。

旧型との違い

旧型のワゴンRには、ヘッドアップディスプレイが設定された年式がありました。現行型には設定がありません。違いはワゴンRのヘッドアップディスプレイで見られます。

公式・関連サイトの情報

よくある質問

ワゴンRの後席は左右別々に動かせますか。

動かせます。スライド・リクライニング・可倒がすべて左右独立です。HYBRID ZXとZLで同じです。

ワゴンRはフルフラットになりますか。

なります。前席の背もたれを後ろに倒して、後席の座面とつなげます。段差が残るので、休む時はマットを敷くと楽です。

ワゴンRにISOFIXのチャイルドシートは付けられますか。

後席に付けられます。金具の位置は取扱説明書で、使えるチャイルドシートはチャイルドシート側の適合表で確かめてください。

チャイルドシートは右と左のどちらに付けるのがいいですか。

歩道側から乗せ降ろしできる左側が扱いやすい、という人が多いです。運転席からの見やすさも考えて、家族の使い方で決めてください。

ZLに運転席シートリフターは付きますか。

付きません。運転席シートリフターとチルトステアリングはHYBRID ZXだけの装備です。

ZLに助手席シートヒーターはありますか。

4WD車にはあります。ZLの2WD車は運転席だけで、助手席には付きません。HYBRID ZXは2WD・4WDとも両席に付きます。

まとめ

この記事の要点
  • 後席は左右独立でスライド・リクライニング・可倒ができる
  • 前席を倒して後席とつなげるとフルフラットになる
  • チャイルドシートは後席に付ける。ISOFIXの適合は車検証の型式で確かめる
  • 後ろ向きのベビーシートは、後席を下げて前席とのすき間を取る
  • 運転席シートリフターとチルトステアリングはHYBRID ZXのみ
  • 助手席シートヒーターはHYBRID ZX全車とZLの4WD車に付く

買う時の値引きの進め方はワゴンRの値引き相場と限界額にまとめています。

ワゴンR買いたいドットコム

ワゴンR買いたいドットコム 編集部

ワゴンRの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次