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マニュアル車に乗りたい。でも、いまどき軽自動車のMTなんて新車で残っているのかな、と不安になりますよね。
結論から言うと、ワゴンRのMTは2026年9月時点でも新車で買えます。ZLの5MTで、価格はCVTと同じ1,430,000円(2WD)です。ただし、付かない安全装備があるので、そこを知ってから選ぶのが大事です。
この記事では、ZL 5MTの価格・燃費・装備をCVTと並べて、向いている人と中古で探す時の注意点をまとめます。
ワゴンRのMTは新車で買える
現行ワゴンRでマニュアルが選べるのは、ZLだけです。HYBRID ZXはCVTのみになります。
| グレード | 駆動 | 変速機 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ZL | 2WD | 5MT | 1,430,000円 |
| ZL | 4WD | 5MT | 1,553,200円 |
| ZL | 2WD | CVT | 1,430,000円 |
| ZL | 4WD | CVT | 1,553,200円 |
価格は2025年12月15日の一部仕様変更後のもので、2026年9月時点の公式サイトの基本価格と同じです。
- ワゴンRのMTはZLの5MT。2WDと4WDの両方がある
- 価格はCVTと同じ。燃費はCVTより良い
- 誤発進抑制や低速時ブレーキサポートは付かない
6代目ワゴンRに5MTが加わったのは2017年8月です。そこから仕様変更を重ねながら、いまも選べる状態が続いています。
グレード全体の中でのZLの位置はワゴンRのグレードの違いを一覧で比較で見てみてください。
5MTとCVTの違いを数字で比べる
『同じ値段なら、MTとCVTで何が違うの?』
そう思いますよね。スズキ公式の諸元表と装備表から、違うところだけを抜き出してみます。
| 項目 | ZL 5MT | ZL CVT |
|---|---|---|
| WLTC燃費(2WD) | 25.1km/L | 24.2km/L |
| WLTC燃費(4WD) | 22.8km/L | 22.6km/L |
| 車両重量(2WD/4WD) | 750kg/800kg | 770kg/820kg |
| 最低地上高 | 150mm | 130mm |
| 装備表の記載 | フロアシフト | フロントベンチシート |
| 誤発進抑制・低速時ブレーキサポート | なし | あり |
| バックアイカメラ装着車(オプション) | 44,000円 | 46,200円 |
| 重量税のエコカー減税(発売時) | 本則税率 | 2WD 25%減税/4WD 本則 |

5MTは車体が20kg軽く、2WDのWLTC燃費は25.1km/Lです。これはハイブリッドのHYBRID ZX(2WD)と同じ数字なんです。
最低地上高が150mmあるのも、5MTならではの特徴です。CVTより20mm高いので、雪の轍や段差でお腹を擦りにくくなります。
公式装備表では、5MT車に「フロアシフト」、CVT車に「フロントベンチシート」と書かれています。座席やシフトまわりの使い勝手は、実車に座って確かめてみてください。
5MTで付かない装備は安全面だけ気にしたい
ここが大事なところです。価格は同じでも、5MTには付かない装備があります。
- 誤発進抑制機能(前進・後退)
- 低速時ブレーキサポート(前進・後退)
- ACC、サイド・カーテンエアバッグ(ZLは5MTもCVTも非装備)
- アイドリングストップ(ZLは非装備。5MTはエンジンクラッチスタートシステム)
誤発進抑制は、アクセルとブレーキを踏み間違えた時に急発進を抑える機能です。公式装備表では、これらはZLのCVT車だけの装備になっています。
一方で、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制、パーキングセンサー(前後)は5MTにも標準で付きます。
『安全装備が減るなら、家族にはすすめにくいかも』
そう感じる方もいるはずです。運転する人が決まっていて、MTに慣れているなら、そこまで気にしなくていい差だと思います。
安全装備の全体はワゴンRの安全装備で確かめられます。
5MT車に乗る前に知っておきたいこと
久しぶりにMTに乗る方もいますよね。ワゴンRの5MTには、いまのMT車らしい仕組みがいくつかあります。
ひとつはエンジンクラッチスタートシステムです。クラッチペダルを踏み込んでいないと、エンジンがかからない仕組みになっています。
ギアが入ったままエンジンをかけて、車が飛び出すのを防ぐためのものです。はじめは戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れます。
- ブレーキとクラッチペダルをしっかり踏む
- シフトがニュートラルになっているかを確かめる
- エンジンスイッチを押してエンジンをかける
- 1速に入れて、クラッチをゆっくり戻しながら発進する
もうひとつは、4WDでも5MTが選べることです。雪国でMTに乗りたい方には、うれしい組み合わせですね。
4WDの5MTはWLTC燃費が22.8km/Lで、4WDのCVT(22.6km/L)と大きくは変わりません。最低地上高150mmと合わせて、雪道の轍では心強い仕様です。
『MTの4WDって、雪道でむずかしくない?』
ギアを選んでエンジンブレーキを使える分、下り坂ではむしろ落ち着いて走れます。ただ、発進はクラッチをゆっくりつなぐ練習をしておくと安心です。
雪道での4WDの考え方はワゴンRの4WDは必要かで詳しく見ています。
ワゴンRのMTが向いている人
では、どんな人に5MTが合うのでしょうか。
- 運転そのものを楽しみたい
- 坂道や雪道で、ギアを選んでエンジンブレーキを使いたい
- 燃費と価格のバランスを重視する
- 最低地上高の余裕が欲しい
- 渋滞の多い道を毎日走る
- 家族でも運転を代わる
- 誤発進抑制などの安全装備を重く見る
例えばこんな会話です。
「軽のMTって非力じゃないですか」
「エンジンの回転を自分で選べるので、坂道はむしろ扱いやすいですよ」
ワゴンRのエンジンは全車NAのR06D型で、36kW(49PS)・58N·mです。ターボはないので、合流や登り坂ではギアを落として回転を上げる運転になります。
エンジンの力不足が気になる方はワゴンRのターボは廃止?も読んでみてください。
ハイブリッドのZXとMTのZLで迷ったら
燃費を重視している方は、HYBRID ZXと迷うかもしれませんね。
| 項目 | HYBRID ZX 2WD | ZL 5MT 2WD |
|---|---|---|
| 価格 | 1,709,400円 | 1,430,000円 |
| WLTC燃費 | 25.1km/L | 25.1km/L |
| 市街地モード | 23.0km/L | 21.4km/L |
| 高速道路モード | 25.1km/L | 25.9km/L |
| ACC・サイドエアバッグ | あり | なし |
WLTCの総合燃費は同じで、価格差は279,400円です。街中はZX、高速道路は5MTが少し有利という結果になっています。
燃費だけが目的なら、5MTでも十分戦えます。ZXとZLの装備の差はHYBRID ZXとZLの違い、ハイブリッドの中身はワゴンRのマイルドハイブリッドとはで詳しく見ています。
中古でワゴンRのMTを探すなら
『新車より安く、中古のMTを探したい』という方もいますよね。
ワゴンRのMTは、世代で中身がかなり違います。探す前に、どの年式を狙うか決めておくと迷いにくくなります。
| 年式 | 主な特徴 |
|---|---|
| 2025年12月〜 | ZL 5MT。デュアルセンサーブレーキサポートII |
| 2020年1月〜2025年12月 | R06D型エンジン。6代目のNAグレードに5MT |
| 2017年8月〜2019年12月 | 6代目に5MTが追加された初期 |
| 5代目以前 | 年式が古く、13年超の税金に注意 |
| 2代目・3代目のRR | ターボのMTがあった世代 |
中古のMTは台数が少なめなので、条件を広げて探すことになりがちです。2020年1月以降なら、現行と同じR06D型エンジンです。
2022年8月以降の年式なら、衝突被害軽減ブレーキがデュアルカメラブレーキサポートに変わっています。安全装備を重く見るなら、このあたりから探してみてください。
反対に、とにかく安く乗りたいなら古い年式も候補です。その場合は、走行距離より整備の履歴を重く見たほうが失敗しにくいですよ。
- クラッチの切れる位置が高すぎないか(すり減りの目安)
- 1速や2速に入れる時に引っかかりがないか
- 坂道発進で異音や焦げたにおいがしないか
- 整備記録にクラッチやミッションオイルの交換歴があるか
- 13年を超えていないか。軽自動車税が年12,900円になる
ターボのMTに乗りたいなら、旧世代のRRが候補になります。詳しくはワゴンR RRとは?にまとめています。
クラッチ交換とマグネットクラッチの違い
『ワゴンR クラッチ交換』と調べると、マグネットクラッチという言葉も出てきます。名前は似ていますが、まったく別の部品なんです。
| 部品 | どこにあるか | 関係する車 |
|---|---|---|
| クラッチ(ディスク・カバーなど) | エンジンとミッションの間 | MT車 |
| マグネットクラッチ | エアコンのコンプレッサー | MT・CVTのどちらにもある |

MTのクラッチは、ペダルでエンジンの力をつないだり切ったりする部品です。すり減る消耗品なので、長く乗れば交換の時期が来ます。
交換の時期と費用は、運転の仕方や工場、部品で大きく変わります。半クラッチを長く使う運転だと減りが早くなるので、気になったら早めに見積もりを取ってみてください。
クラッチを長持ちさせたいなら、信号待ちではギアをニュートラルに戻してペダルから足を離しておくのがおすすめです。発進の時も、回転を上げすぎずにつなぐだけで減り方が変わります。
マグネットクラッチは、エアコンのコンプレッサーを回したり止めたりする部品です。エアコンが効かない時に疑われることが多く、MTかどうかとは関係ありません。
エアコンの不調はワゴンRのエアコンが効かない・臭いときの原因で見ています。
ワゴンR買いたいドットコム
ワゴンRの値段、先に相場を見ておく
5MTかCVTか決まったら、見積もりを取って総額で比べてみてください。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの進め方はワゴンRの値引き相場と限界額にまとめています。
- スズキ ワゴンR 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
よくある質問
ワゴンRのMTは新車で買えますか。
買えます。現行のZLに5MTがあり、2WDは1,430,000円、4WDは1,553,200円です。
HYBRID ZXにMTはありますか。
ありません。HYBRID ZXはCVTのみで、MTを選べるのはZLだけです。
5MTとCVTの燃費はどちらが良いですか。
5MTです。2WDのWLTC燃費は5MTが25.1km/L、CVTが24.2km/Lです。
ワゴンRのMTにターボはありますか。
現行にはありません。現行ワゴンRは全車NAです。ターボのMTを探すなら、旧世代のRRなどが候補になります。
5MTで付かない安全装備はありますか。
誤発進抑制機能と低速時ブレーキサポートが付きません。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱抑制は標準です。
まとめ
- ワゴンRのMTは現行のZL 5MTで新車で買える。価格はCVTと同じ
- 2WDのWLTC燃費は25.1km/Lで、HYBRID ZXと同じ数字
- 最低地上高は150mmで、CVTより20mm高い
- 誤発進抑制機能と低速時ブレーキサポートは付かない
- マグネットクラッチはエアコンの部品で、MTのクラッチとは別物





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