当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
『ワゴンRで一晩過ごせたら、旅行の宿代が浮くのに』と考えたことはありませんか。
結論から言うと、ワゴンRは大人1人なら車中泊が現実的です。2人でもできなくはありませんが、マットでの段差埋めと荷物の置き場所に工夫が要ります。
この記事を読めば、フラットにする手順と、寝心地を上げるために用意したいものが分かります。
ワゴンRで車中泊はできる?
現行ワゴンR(6代目)はシートを倒してフルフラットにできます(スズキ公式 主要装備表)。室内寸法は室内長2,455mm・室内幅1,355mm・室内高1,265mm。大人1人ならゆとりがあり、2人だと肩まわりが近くなります。
『軽自動車で寝るなんて、窮屈じゃないの?』と思いますよね。
実は、ワゴンRは軽ハイトワゴンなので、天井までの高さが室内高1,265mmあります。座った状態で着替えや食事ができる高さなんです。
ただ、寝る場所の長さと幅は軽自動車なりです。どんな人数・どんな使い方なら向いているかを、先に表で見ておきましょう。
| 使い方 | 向き不向き | ひとこと |
|---|---|---|
| 大人1人で1〜2泊 | 向いている | 片側に寝て、もう片側に荷物を置ける |
| 大人2人で1泊 | 工夫すればできる | 肩まわりが近い。荷物は前席や足元へ |
| 大人2人と子ども | 難しい | 寝る場所が足りなくなりやすい |
| 長期の旅 | 荷物の量しだい | 荷物の置き場がいちばんの悩み |
室内寸法の数字は、グレード(HYBRID ZX・ZL)で変わりません。サイズ全体の話は ワゴンRのサイズ一覧 で並べています。
ちなみに、ワゴンRは4人乗りです。車中泊の時は乗る人数と寝る人数を同じに考えず、「寝るのは何人か」で計画を立てるのがコツです。
フルフラットにする2つの方法
ワゴンRで寝る場所を作る方法は、大きく2つあります。どちらにも良いところと気になるところがあるんです。
| 方法 | やり方 | 良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|---|
| 前席を倒す | 前席の背もたれを後ろに倒し、後席の座面とつなげる | 前から後ろまで長く使える | 座面の凹凸が大きく、マットが必須 |
| 後席を倒す | 後席を前に倒し、荷室の床とつなげる | 床が平らに近く寝やすい | 長さが足りず、足が前席に当たりやすい |
どちらの方法が合うかは、身長と寝る人数で変わります。
前席を倒してフラットにする手順
身長が高めの方や、足を伸ばして寝たい方はこちらが向いています。
- 前席のヘッドレストを外す
- 前席を一番前までスライドさせる
- 後席を一番後ろまでスライドさせる
- 前席の背もたれを後ろにいっぱいまで倒し、後席の座面とつなげる
- 凹凸をマットやクッションで埋める
操作の細かい順番や、ヘッドレストの外し方は取扱説明書にのっています。初めての時は、明るいうちに一度試しておくと安心です。
後席を倒してフラットにする手順
大人1人で、荷物もそれほど多くない時はこちらがラクです。
- 後席のヘッドレストの位置を確かめる
- 前席を前にスライドさせておく
- 後席を左右とも前に倒す
- 荷室の床とつながった面にマットを敷く
- 足りない長さは、前席の背もたれの位置で調整する
後席は左右で別々に倒せます。片側だけ倒して1人ぶんの寝床を作り、もう片側を荷物置き場にする使い方もできます。
シートの動かし方の全体は ワゴンRのシートアレンジとチャイルドシート にまとめています。

寝心地を上げるマットの選び方
ここが車中泊の満足度を大きく左右するところです。
『フラットになるなら、そのまま寝られるんでしょ?』と思うかもしれません。
でも、シートをつなげた面には、どうしても段差やすき間ができます。そのまま寝ると、腰や背中が痛くなりやすいんです。
| マットの種類 | 厚みの目安 | 良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|---|
| 折りたたみウレタンマット | 薄め | 安くて軽い | 大きな段差は埋まりにくい |
| インフレーターマット | 5〜10cm程度 | 段差を吸収しやすい | たたむのに少し時間がかかる |
| 車種専用ベッドキット | 製品による | 平らな面を作りやすい | 価格が高め、載せっぱなしだと荷室が減る |
| エアマット | 製品による | たたむと小さい | 空気の抜けや冷えに気をつける |
厚みや価格は製品ごとに違います。この表は選ぶ時の目安として見てください。
- 前席を倒した時の、前から後ろまでの長さ
- 後席を倒した時の、荷室の床から前席の背中までの長さ
- 左右のドアの間の幅(室内幅は1,355mm)
- 大きな段差がどこにできるか
車種専用のベッドキットを選ぶ時は、「MH85S/MH95S」など自分の車の型式に合うかを確かめておきましょう。型式は車検証の「型式」欄で分かります。
車中泊で用意したいもの
マットの次に大事なのが、目隠しと電源です。
| 用意するもの | 何のため | ひとこと |
|---|---|---|
| サンシェード・カーテン | 外からの視線と朝の光を防ぐ | 窓の数ぶん用意する |
| 寝袋・毛布 | 夜の冷え対策 | 季節に合った温度のものを |
| ポータブル電源 | スマホの充電や照明 | エンジンをかけずに電気を使える |
| LEDランタン | 夜の明かり | 車内灯の使いすぎはバッテリーが心配 |
| 小さめのゴミ袋 | 車内を片付ける | 荷物が少ない車ほど効いてくる |
サンシェードは、窓の形に合った専用品のほうがすき間ができにくいです。選び方は ワゴンRのサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方 で書いています。

寒い時期にエンジンをかけたまま寝ると、雪でマフラーがふさがった時に排気ガスが車内に入る危険があります。暖房をエンジンに頼らず、寝袋や毛布で寒さに備えておきましょう。
車内灯やアクセサリー電源を長く使うと、バッテリーが上がることもあります。朝エンジンがかからないと困りますよね。
バッテリーの話は ワゴンRのバッテリー上がりと交換 にまとめています。
夏と冬で気をつけることは違う?
車中泊のつらさは、季節でまったく変わります。ここは出かける前に知っておきたいところですよね。
『夏は窓を開ければ涼しいでしょ?』と思うかもしれません。
でも、窓を開けると虫が入り、防犯の心配も出てきます。
| 季節 | 困りやすいこと | 用意したいもの |
|---|---|---|
| 夏 | 車内の熱がこもる、虫が入る | 網戸付きのカーテン、充電式の扇風機 |
| 春・秋 | 夜と朝の冷え込み | 季節に合った寝袋、厚手の靴下 |
| 冬 | 底冷え、窓の結露 | 冬用の寝袋、厚めのマット、結露を拭くタオル |
冬は、床やシートから冷えが上がってきます。マットを厚めにするだけでも、寝心地はかなり変わるんです。
ワゴンRは全車が寒冷地仕様で、運転席シートヒーターも付いています(スズキ公式 主要装備表)。ただ、どちらもエンジンをかけている間の装備です。
寝ている間の寒さ対策は、寝袋と毛布で考えておきましょう。
真夏の夜は、エンジンを止めると車内がなかなか冷えません。標高の高い場所を選ぶ、夏は車中泊を避けるなど、無理をしない計画にしておくと安心です。
2人で寝る時と荷物の置き場所
2人で車中泊をする時に一番困るのが、荷物の置き場所です。
寝る場所を作ると、荷室も後席も寝床になります。そうなると、バッグや着替えを置く場所がなくなってしまうんです。
- 寝る前に使わない荷物は、前席の足元にまとめる
- 靴は助手席の下の収納や、袋に入れて足元へ
- 夜に使う物(スマホ・ライト・水)は枕元に小さくまとめる
- 屋根の上のキャリアやルーフボックスを使う手もある
ワゴンRには助手席の下にシートアンダーボックスがあります。靴や小物を入れておくと、寝床が散らかりにくくなります。
例えば、1泊2日の2人旅なら、荷物は1人バッグ1つまでに絞るのが目安です。それ以上になるなら、どこに置くかを出発前に決めておきましょう。
荷室の使い方の全体は ワゴンRの荷室の広さ でまとめています。
どこで泊まる?場所選びの注意点
ワゴンRに限らず、車中泊は場所選びが大切です。
例えばこんな場面です。
「道の駅なら、どこでも泊まっていいんですよね」
「休憩のための施設なので、宿泊はできない所もあります。案内を見てから決めましょう」
道の駅やサービスエリアは、あくまで休憩のための場所です。仮眠はできても、宿泊を目的に使うのは控えるよう案内している所もあります。
車中泊を受け入れているRVパークやオートキャンプ場なら、安心して一晩過ごせます。有料の所が多いですが、トイレや電源が使える所もあります。
釣りやアウトドアのついでに泊まる方は、道具の積み方も気になるはずです。ワゴンRで釣り・ロードバイク・トランポ で、長い物の積み方を書いています。
ワゴンRの車中泊が向いている人・向かない人
最後に、向き不向きをまとめておきます。
- 1人旅や、趣味の前泊で1晩だけ使いたい人
- 荷物が少なめで、身軽に動きたい人
- 普段は街乗りで、たまに車中泊もしたい人
- 大人2人以上で何泊もしたい人
- 車内で立って着替えたい人
- 自転車などの大きな荷物と一緒に寝たい人
『もっと広い車にするべき?』と迷ったら、車中泊をする回数を数えてみてください。
年に数回なら、普段の使いやすさを優先したほうが満足しやすいです。
後ろのドアの形も比べたいなら、ワゴンRにスライドドアはある? でワゴンR スマイルとの違いをまとめています。
ワゴンRで決めたら、あとは値段の話です。ワゴンRの値引き相場と限界額 で、交渉の目安を見ておきましょう。
よくある質問
ワゴンRはフルフラットになりますか?
なります。前席を後ろに倒して後席とつなげる方法と、後席を前に倒して荷室とつなげる方法があります。どちらも段差ができるので、マットがあると寝やすくなります。
ワゴンRで2人の車中泊はできますか?
できなくはありませんが、室内幅が1,355mmなので肩まわりが近くなります。荷物の置き場も考えておきましょう。
HYBRID ZXとZLで車中泊のしやすさは違いますか?
室内寸法とシートの機能は同じなので、寝る場所の広さは変わりません。
車中泊用のマットは何を選べばいいですか?
段差をしっかり吸収したいならインフレーターマットが扱いやすいです。平らな面を作りたいなら、型式に合う車種専用のベッドキットも候補になります。
エンジンをかけたまま寝てもいいですか?
雪でマフラーがふさがると排気ガスが車内に入る危険があります。エンジンを止め、寝袋や毛布で寒さ対策をしておきましょう。
車中泊用のベッドキットは載せっぱなしにできますか?
できる製品もありますが、そのぶん荷室が狭くなり、後席に人を乗せにくくなります。普段使いが多いなら、たためるマットのほうが扱いやすいです。
ワゴンRの窓に合うカーテンはありますか?
車種専用のサンシェードやカーテンが各社から出ています。買う時は、型式(MH85S/MH95S)に適合しているかを確かめてみてください。
まとめ
- ワゴンRはフルフラットにでき、大人1人の車中泊なら現実的
- 室内寸法は2,455×1,355×1,265mmで、グレードによる差はない
- 前席を倒す方法は長さ重視、後席を倒す方法は平らさ重視
- 段差はマットで埋める。専用品は型式の適合を確かめる
- エンジンをかけっぱなしで寝ない。泊まる場所は案内を確かめる





コメント